PADIのトレーニングプログラム全体と個々のPADIインストラクターにとってダイブマスターの存在の重要性は言葉では言いつくせません。
ダイブマスタートレーニングはPADIの教育システムの中の最初のリーダーシップレベルです。
この資格は以下の能力を有する者に対してのみ与えられるものです。
- 高度なレベルの個人的ダイビングスキル
- ダイビング理論においてインストラクターレベルの知識
- トレーニング活動中インストラクターのアシスタントの仕方で多大なトレーニングを受けている
- 任された他のダイバー達の安全のために責任ある役目を引き受けられる
ダイブマスターコースは3つのモジュールにわかれています。
1:スタミナ評価と開発
2:知識開発
3:現場での応用モジュール
ダイブマスターコース |
料金 |
$ |
700 |
/5日間コース(追加は1日$100)
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$
$
$ |
1,000
1,200
1,300 |
/20ボートダイビング付
/30ボートダイビング付
/40ボートダイビング付
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器材レンタル、教材費、申請費、健康診断費、税は別途。 |
必要日数 |
最短8日間〜3ヶ月 |
参加資格・条件 |
18歳以上の健康な方 PADIアドバンスドオープンウオーターダイバー、または他団体で同等レベルの資格の認定を受けている方。そのコースの中にディープダイブ、ナビゲーションダイブ、ナイトダイブの経験の証明が出来ること。
PADIレスキューダイバー、または他団体の同等レベルの資格の認定を受けている方。過去2年以内にCPRとファーストエイドのトレーニングを受けていることを証明出来ること。
40回のオープンウオーターダイブの経験を個人のログブックで証明出来ること。なお、ダイブマスターの認定条件は60回の潜水記録が必要となります。
ダイビングに適した健康コンディションであること。過去1年以内に実施されたダイビング健康診断書を提出してください。
(医師による診断が必要です。$50でこちらでも受診可能です) |
※州税、申請料、補助教材、宿泊・飲食代は含まれておりません。
※自己理由での途中断念の場合は返金はありません。
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専門知識を学び、さらに水中と陸上でのアシスタントとしての役割を学ぶこのコースはダイビングに対してより深く知ることが出来ます。
コース終了時の満足度も今までとは違う物になることは間違いありません。自分に自信をつけるためにも必要なコースです。
他のダイバーへの評価方法や環境コンディションの評価方法を知ることにより、ダイビングがさらに安全で楽しいものになるでしょう!
プロフェッショナルとしての第1歩のこのカードをぜひ、お手元に!

1:スタミナ評価と開発
他人の監督という任務を負うダイブマスターは一定以上の水中能力と肉体的スタミナを所有していなくてはなりません。
ここでは3つの分野に分かれます。
●スタミナ評価と開発
●レスキュー評価と開発
●限定水域スキルと開発
1−A:スタミナ評価と開発
他人の監督という任務を負うダイブマスターは一定以上の水中能力と肉体的スタミナを所有していなくてはなりません。
以下の4種類の泳法に関して、すべてタイムを計ります。
種類の総合得点が12点以上でないと合格になりません。
400メートル水泳/15分立ち泳ぎ
800メートルスノーケルスイム/100メートルダイバー曳行
1−B:レスキュー評価と開発
既にレスキューダイバーとして認定されているので、ここではレスキュースキルを学ぶのではなく評価します。
PADIレスキューダイバーコースのモジュール11、12(シナリオ)の部分をもう1度行います。
事故者を発見し、水面に浮上させ、人工呼吸をしながらスクーバ器材を脱装し、エキジットするまでを行います。
1−C:限定水域スキルと開発
ダイブマスターの任務の一部がダイバートレーニングでのスキルデモンストレーションです。
ここではオープンウオーターダイバートレーニングで使用するスキルに関して高度のスキル能力が必要とされます。
下記の24スキルでトータルスコアで82点以上を取得しなければなりません。 スキル評価に先立って「マスク脱着」を4点以上でデモンストレーションしなければなりません。
- 器材セッティング(組み立て、取り外し)準備、装着、調整
- PADIプレダイブセーフティーチェツク(BWRAF)
- ディープウォーターエントリー
- 水面で浮力チェック
- スノーケルからレギュレーター/レギュレーターからスノーケル交換
- ファイブポイント潜降
- レギュレーターリカバリークリアー
- マスク脱着 とクリアー
- エアー切れの練習とバックアップ空気源の使用
- バックアップ空気源での浮上
- フリーフローレギュレーター
- 中性浮力
- ファイブポイント浮上
- コントロールされた緊急スイミングアセント
- ホバーリング(30秒間)
- 水中でのマスクなし移動
- 水中ウエイトシステムの脱着
- 水中スクーバーユニットの脱着
- 水面スクーバーユニットの脱着
- 水面ウエイトシステムの脱着
- ヘッドファースト スキンダイブ
- 水中を泳ぐ15m
- スキンダイブスノーケルクリアーブラスト法
- スキンダイブスノーケルクリアーディスプレイスメント法
ダイブマスターが実施するプログラム(ワークショップ)
2:知識開発
ここではダイブマスターとして必要不可欠な基礎的な知識を習得することになります。
全部で8教科のテストを75%以上の合格率で受けなければなりません。
- ダイブマスターが実施するプログラム
- 認定ダイバーを監督する
- トレーニング中の生徒ダイバーをアシストする
- 潜水物理(ナレッジワークブック)
- 潜水生理(ナレッジワークブック)
- ダイビング器材(ナレッジワークブック)
- ダイビングのスキルと環境(ナレッジワークブック)
- 減圧理論とRDP(ナレッジワークブック)
ナレッジワークブックと8で使用するザ・ホイールの購入は義務となります。
PADIダイブマスターマニュアルの各セクションの最終ページの「知識の復習」はコース終了時までに提出して頂きます。
3:現場での応用モジュール
ここでは2つのオプションがあります。
オプション1では実際の講習にインストラクションアシスタントとしてつき、インストラクターからの評価を受けます。
オプション2では実際的なトレーニング実習としてシナリオを用いたトレーニング活動をします。
短期コースはオプション2、長期コースはオプション2の終了後にオプション1への参加、または初めからオプション1への参加になります。
オプション1
実際の講習アシスタントとしての能力を限定水域講習を5本、海洋実習を6本評価されます。
評価される項目は陸上、水中を含め15項目に分かれています。 1〜5までのスコアで最終平均が3.0以上のスコアを取得しないと1本としてクレジット出来ません。
オプション2の1〜3はオプション1でも行います。
オプション2
ここでは下記のような、実際的なトレーニング実習としてシナリオを用いたトレーニング活動をします。
1.水中地図作成
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水中地図作成の目的でその水域を調査します。深度、地形、その場にいる水中動生物、注意事項など。 |
2.緊急アシストプラン作成
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現場で病気や、怪我人が出た場合などを4種類想定し、連絡すべき場所(例:病院など)を考えどのような対処をしたら良いのかを考えます。 |
3.ダイブマスターが実施するプログラム
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PADIダイブマスターが実施出来るプログラムの一部分、あるいは全部分を実施します。またはシュミレートします。 |
4.オープンウオーターでの認定ダイバー(シナリオ)
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認定ダイバーを対象にファンダイビングのシュミレーションを行います。 |
5.限定水域でのオープン・ウオーター・ダイバー・コースの生徒ダイバー(シナリオ)
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PADIオープンウオーターダイバーコースの限定水域における様々な任務、(器材準備、装着、エントリー及びエキジットの手伝いなど)や、水中での生徒のコントロール、一般的な生徒の問題点を認識し、適切に対処します。 |
6.オープンウオーターでのオープン・ウオーター・ダイバー・コースの生徒ダイバー(シナリオ)
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PADIオープンウオーターダイバーコースのオープンウオーターにおける様々な任務、(器材準備、装着、エントリー及びエキジットの手伝いなど)や、水中での生徒のコントロール、一般的な生徒の問題点を認識し、適切に対処します。 |
7.オープン・ウオーターでの継続教育の生徒ダイバー(シナリオ)
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アドバンスド・オープン・ウオーター・ダイバー・コースやレスキュー・ダイバー・コースを受講中の生徒を想定し、現場での任務、コントロール、一般的な生徒の問題点を認識し、適切に対処します。 |
8.器材交換
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ここではダイブマスターにとって不可欠な能力の1つである、ある程度のストレス下でダイバーと共に課題を分析し、達成する能力を学びます。
実際にダイブマスターとして活躍する時には他のダイバーが遭遇する問題は幅広く、様々なことが起こります。
そのためにトラブル処理能力を養成しなくてはなりません。
バディティームに分かれ、フル装備で水中に入ります。ウエットスーツ、ブーツ、ウエイトを除く全ての器材を交換します。
この間、スタートから終了までずっと同じレギュレーターからバディブリーディングをし続けます。 |
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